「2015年11月」の記事一覧

【熊野古道を歩こう】1~補陀落山寺《1》

世界遺産の「那智の滝」「熊野古道」を目当てに来られる方が多いと思います。
でもでも、那智の滝までの間にも(規模は小さいながら)見所はあるんですよ~。
「熊野古道」は熊野詣に利用された古い道の総称ですが、ここでは海岸沿いの国道42号線から、那智の滝方面へ伸びている県道沿いにご紹介していきたいと思います。
というのも、那智参詣曼荼羅に描かれているエリアがその辺だから(*´ω`*)

熊野曼荼羅

◆那智参詣曼荼羅(なちさんけいまんだら)とは……
16~17世紀(室町時代)にかけてつくられた、熊野への参詣者を誘うための絵図。
熊野比丘尼(くまのびくに)とよばれる女性たちが全国をまわり、曼荼羅を見せながら「熊野はこんなにありがたいところなのですよ~、お参りすると徳がありますよ~」と宣伝したそうです

ということで、勝手に始まりました「熊野古道を歩こう」シリーズ、記念すべき第1回は補陀洛山寺(ふだらくさんじ)です。

補陀落山寺

補陀洛山寺は天台宗の寺院で、世界遺産の一部と認定されています。
補陀落とは古代サンスクリット語の観音浄土を意味する「ポータラカ」の音訳といわれています。

ポータラカ→ふだらく ……?(;´Д`)

中世日本では、遥か南の海の果てにこの「補陀洛」が存在すると信じられていて、これを目指して船出することを「補陀洛渡海」と称しました。
船出した「那智の浜」(海水浴場:ブルービーチ那智)が近くにあるからか、熊野年代記や平家物語などの古書には「浜ノ宮」「渚ノ宮」という名前で記録が残っているそうです。
現在も補陀洛山寺周辺は「浜の宮」という地名で呼ばれているんですけども、とても古い呼び名なんですねえ……(*´ω`*)

補陀落山寺

本日は、新古今和歌集におさめられている衣笠内大臣の歌で〆たいと思います。
「渚の森」は現存はしていませんが、色々想像するのもロマンを感じますね(*´ω`*)

むらしぐれ いくしほ染めてわたつみの 渚の森の 色にいづらむ

補陀洛渡海については次回(*’ω’*)ノ

ヤタガラスの石碑

本日の那智勝浦は今にも雨が降りそうな曇り空で、ちょっと鬱陶しい感じです。
さてさて、今日ご紹介するのはこちら!
ヤタガラスの石碑です。

補陀落山寺

海岸沿いの国道42号線から那智の滝方面への県道にはいったところから、ところどころに建てられています。
熊野のご神鳥であるヤタガラスと、那智山までの距離が彫られています。

ヤタガラスは、日本代表のサッカーのユニフォームにも使われているので、ご存知の方も多いかと思います。
足が三本あるカラスで、その昔、神武天皇が熊野に来られたとき、道案内をしたと言われています。
この石碑、1988~1989年頃に各市町村に一億円が交付されて話題になった「ふるさと創生事業」で造られたそうです。
一億円のほとんどは公共事業に遣われて、少し残ったお金で造ったんだとか。
熊野古道を歩く方の距離の参考にもなるし、旅行者の方が写真を撮ったりしているので、けっこう役に立ってるんではないかと思います。

熊野那智大社の宝物殿で特別公開♪

本日の那智勝浦は、昨日に引き続き雨が降っています。
ニュースなど見ていると、秋は神社仏閣の展示が多いですよね。
やっぱり空気が乾燥していて、文化財を展示するのにいい気候なんでしょうかねえ。
知らんけど……(*´ω`*)

ちょくちょくこちらのブログでもご紹介していますが、近辺の神社仏閣でも色々な展示物が公開されてます。
見に行きたいな~(*’ω’*)

ということで、今日ご案内するのはこちら!
熊野那智大社で宝物殿特別公開中(*’ω’*)
「熊野那智大社の至宝-現存唯一の熊野十二所権現古神像・那智山宮曼荼羅公開-」です。
先月から始まってるんですけども「来年まであるしな~」と余裕こいて、まだ足を運んでおりません。
熊野那智大社社殿にかつて奉安され、現在宝物殿で保管される「熊野十二所権現古神像」及び「那智山宮曼荼羅」が特別に公開されています。
出品リストを確認したところ、曼荼羅の他、銅鏡や太刀などもあるようです。
古いものでは飛鳥時代のものも。

詳しい出品リストはこちら↓
http://www.wakayama-kanko.or.jp/dc/kanri/upload/event_20151006_W6eRisWf.pdf
歴史好きな方、興味のある方は、参拝の際に立ち寄ってみてはいかがですか?

◆◆◆熊野那智大社宝物殿特別公開
「熊野那智大社の至宝-現存唯一の熊野十二所権現古神像・那智山宮曼荼羅公開-」
開催期間:2015年10月1日(木)~2016年2月29日(月)
開催場所:熊野那智大社 電話0735-55-0321
開館時間:8時30分~16時(予約不要)
利用料金:大人300円/小中学生200円
かつうら御苑からの所要時間:お車で15分程度

熊野那智大社・紅葉祭のご案内

きたる11月14日(土)に、熊野那智大社で「紅葉祭」が執り行われます。

那智山

紅葉祭とは……
寛和2年に花山法皇が、那智山二の滝付近の山中で「千日行」をされたとき
秋の陽に映える紅葉を愛でて歌を詠み、短冊を小枝に結んで滝に流した
――という故事にちなんで執り行われます。

那智の滝前で、巫女が豊栄舞(とよさかのまい)を奉納した後、願い事を書いた短冊を滝の下流に流します。
熊野那智大社で舞われているのは「那智の滝舞」「浦安の舞」「豊栄の舞」の3種類ですが、個人的には豊栄の舞がほわっとした雰囲気で一番好きです(*´ω`*)
(ネットで調べたら、別名「乙女舞」ともいうそうです。納得~)

他の舞は鈴や扇を持って舞うんですけど、豊栄の舞は榊や季節の花を持って舞います。
紅葉祭のときは、当然ながら紅葉のついた枝(*’ω’*)
短冊を流す場面など、絵になるのでよく撮影されてます。
興味のある方、勝浦にお越しの予定がある方はいかがですか?

◆◆◆熊野那智大社・紅葉祭
開催期間:2015年11月14日(土)
開催場所:熊野那智大社~飛瀧神社(那智の滝)電話0735-55-0321
かつうら御苑からの所要時間:お車で15分程度

【館内探検013】おみやげコーナー:05

いきなりですが、今日は久々に、【館内探検シリーズ】でおみやげコーナーを紹介しようと思います。

突然ですが皆様、「じゃばら」ってご存知ですか?
ゆずやカボスのような高酸柑橘で、和歌山県北山村特産の柑橘類です。
(世界でも北山村でしか生産されてません)
正直なところ、生ではかなり酸っぱいのですが、ゼリーやドリンク、ドレッシングなどの加工品が沢山あって、これが美味しいのです(*´ω`*)
ゆずとも微妙に違う甘酸っぱさとすっきりした後味。
何よりじゃばらは「花粉症に効く」といわれており、身体にもいいんですよ~(*’ω’*)

季節によりますが、当館でもデザートにじゃばらを使ったスイーツを出しています。
みなさまにご好評頂いてますよ~(*´ω`*)

売店

そんなじゃばらの加工品が売店お土産コーナーにもあります。
現在ではネット通販で手に入るものもありますが、レア度でいけばなかなかのチョイスになると思います。
ぜひお土産の選択肢にどうぞo(^-^)o

第6回那智勝浦いせえび祭りのご案内

いきなりですが、那智勝浦で水揚げ量が多い……といえば、多くの方が思い浮かべるのはマグロだと思いますが、実は!伊勢海老の水揚げ量も全国屈指なんです!
(昨年の伊勢海老水揚げ量は、千葉・三重に次いで和歌山県が3位です)
しかしながら、伊勢海老=和歌山の知名度は低い……(´・ω・`)

伊勢海老祭り

そんなこんなで開催されるようになった「いせえび祭り」今年で6回目です。
伊勢海老の直売や、伊勢海老汁の無料配布、調理実演、伊勢海老び料理販売、その他アトラクションを行います。

過去何度か行ったことがあるんですけど、海産物や農産物も安くなっててお得ですよ~。
料理コーナーのメニューはどれも美味しいです。(数年かけてコンプリートしました!)
個人的イチオシは伊勢海老コロッケと伊勢海老ピザです( ´¬`)
もちろん最後には、定番イベントの餅投げもありますよ!
みなさま、ぜひぜひ行って見てください♪
私も休みが取れたら行きたい……!

◆◆◆第6回那智勝浦いせえび祭り
開催日時:2015年11月28日(土)10:00~12:00
開催場所:那智勝浦漁港周辺
かつうら御苑からの所要時間:お車で3分程度・徒歩10~15分程度

那智七福大黒天祭

今日は久しぶりの雨です(*’ω’*)
熊野古道は苔が滑りやすいのでお気をつけて歩いて下さい。
でも雨の日の那智の滝は、水量が増えて迫力があるのでおすすめです♪
さてさて、今日ご案内するのは、明日11月3日に執り行われる「那智七福大黒天祭」です。
西国三十三番の一番札所でも知られる、那智山青岸渡寺の本堂裏にまつられている、大黒天のお祭りです。

那智山青岸渡寺

そして個人的にここ大事!
12時30分~餅投げがあります(*´ω`*)
餅投げのためにも明日は晴れてほしいものです。
興味のある方はぜひ♪

◆◆◆那智七福大黒天祭
開催日時:11月3日(火)
場所:那智山青岸渡寺
かつうら御苑からの所要時間:お車で15分程度

阿弥陀寺でリンドウが見ごろ

お昼のニュースで見たんですけども、町内にある「阿弥陀寺(あみだじ)」で、アサマリンドウの花が見ごろだそうです。

アサマリンドウとは……
紀伊半島や四国などで見られるリンドウ科の多年草です。
色は青紫で、TVで見る限り、背の低いリンドウって感じでした。
阿弥陀寺の境内には、なんと数千株が自生しているそう。
10月初めから、5センチほどの大きさの花が咲き始めていて、今週いっぱいまでは見ごろなんですって(*’ω’*)

阿弥陀寺

ちなみに阿弥陀寺というのは
那智勝浦町内にある「妙法山(みょうほうざん)」という海抜749mの山にある、真言宗のお寺です。
宗派にかかわらず、地元では「お髪あげ」という、遺髪や遺骨を分骨箱に入れて納める風習もあり、阿弥陀寺は黄泉の国への入り口とされているのだそうです。

那智の滝の先にある「那智山見晴台」よりさらに山の上のお寺なので、なかなか行くのは大変かと思いますが、機会があれば行って見てください。
静かで雰囲気のあるいいところですよ~(*´ω`*)

◆◆◆妙法山阿弥陀寺
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南平野2270-1
かつうら御苑からの所要時間:お車で30分程度