【熊野古道を歩こう】7~市野々王子神社《1》

国道42号線から那智の滝方面へのびる「県道46号線」に沿ってご紹介していく、【熊野古道を歩こう】シリーズ(*’ω’*)
第7回は再び史跡系!( ´▽`)ノ
熊野九十九王子のひとつ、『市野々王子(いちののおうじ)』をご紹介いたします。
前回ご紹介しました『尼将軍供養塔』から、旧道を数百メートルのぼったところにあります。

熊野曼荼羅

熊野曼荼羅でいうとこのあたり。

市野々王子神社

創建は明らかではありませんが、古くから熊野那智大社の末社でした。
天仁2年(1109年)に熊野に参詣した藤原宗忠(ふじわらのむねただ)参詣記『中右記』には「一野」、承元4年(1210年)に後鳥羽上皇の後宮・修明門院の参詣記には「一乃野」の名で登場しています。
平安後期~鎌倉時代にはあったということですねぇ……あそこそんなに歴史あったんだ(;´Д`)

市野々王子神社

那智参詣曼荼羅では、二の瀬橋のすぐ手前に描かれている小社が市野々王子だろうと推定されています。
『紀伊続風土記』では、往来する多くの参詣者を相手に市が立ったことが社名の由来であるとしていますが、室町時代から戦国時代の史料は「一野」。
市野々と呼ばれるようになったのは近世のことだそうです。

市野々王子神社

鳥居をくぐった先、境内に祀られているのは地主八咫烏神社。
神様の使いといわれる、三本足の八咫烏(やたがらす)が祀られています。
今ではサッカー日本代表のユニフォームのマークとしても知られていますよね(*’ω’*)

市野々王子神社

元々自然がいっぱいの場所ではあるのですが、境内はうっそうと繁った木々にかこまれてとっても静か。
心なしか空気も澄んでいるように感じます。
次回に続きます( ´▽`)ノ

◆◆◆市野々王子神社
場所:那智勝浦町市野々地区 JR那智駅から那智山方面へ
(市野々小学校から数十メートルくだったあたり)
かつうら御苑からの所要時間:お車で10分程度